干支九星の原本は古代支那で、今から約1700年前に書
かれた『陰陽五要奇書』にあります。
さらにまた『欽定協紀辨方書』、『通徳類情』などの原本に
も書かれております。
 
『陰陽五要奇書』第1集〜第5集のうち、第1集「郭氏元経
」に干支と九星が九宮を順飛する盤が既に述べられてお
ります。
九星の原本は第5集「三白宝海」にあります。

わが国ではその昔、先人たちは皆この書を読まれ、自己
の秘伝の如くにして実占に活用されていました。

しかし現代に於いては、漢文を読める人が少なく難しい勉
強をするより安易な方法に流れ、いつしか原本というもの
が忘れ去られてしまいました。

干支九星の学問を完成させ、世に広めた第一人者は望
月治先生であります。望月治先生は、平成16年に帰幽さ
れましたが私は望月治先生が講師をやられた講習会に、
17年間通い続け教えを受けてまいりました。

気学と称する九星学は、一白から九紫までの九星だけを
盤上に順飛させますが、干支九星では九星と共に干支も
盤上に順飛させて判断します。

一白から九紫までの九星だけですと仮に本年(平成21年)
は「己丑九紫」の年ですが年盤だけを見ますと九紫を中
宮に入れて順飛させますが、9年前の九紫中宮の年も9
年後の九紫中宮の年も同じ盤になります。

人間の運命を判断するに、今年も9年前も9年後も果たし
て同じ運命でしょうか。違うはずなのに、九星だけで本年
の運勢を判断すると同じ答えしか出てきません。
十二支と九星を合わせた盤を作れば36通りの年盤ができ
ます。
「丑九紫」の年は、36年に1回しか巡ってきません。
本年に生まれた赤ちゃんは、36歳と72歳の時が「丑九紫」
の年になります。
更に十干と十二支・九星を合わせた盤ですと180通りの年
盤ができます。「己丑九紫」の本年が次に巡ってくるのは
180年後になります。

1937年(昭和12年)丁丑九紫年を起点にして、9年ごとに
巡ってくる九紫年を調べていきますと、180年後の2117年
に丁丑九紫年が巡ってきます。




 ・1937年(昭和12年) 丁丑九紫年・・・起点の年とした
  場合
 ・1946年(昭和21年) 丙戌九紫年・・・9年後に九紫年
               が巡ってくる
   (1949年・昭和24年 己丑六白年)・・・12年後に丑
   年が巡るが九星は違う
 ・1955年(昭和30年) 乙未九紫年
   (1961年・昭和36年 辛丑三碧年)・・・24年後に丑
   年が巡るが九星は違う
 ・1964年(昭和39年) 甲辰九紫年
 ・1973年(昭和48年) 癸丑九紫年・・・36年後に丑九
               紫年が巡ってくる
 ・1982年(昭和57年) 壬戌九紫年
 ・1991年(平成3年)  辛未九紫年
 ・2000年(平成12年) 庚辰九紫年
 ・2009年(平成21年) 己丑九紫年・・・72年後に丑九
               紫年が巡ってくる
 ・2018年(平成30年) 戊戌九紫年
 ・2027年         丁未九紫年
 ・2036年         丙辰九紫年
 ・2045年         乙丑九紫年
 ・2054年         甲戌九紫年
 ・2063年         癸未九紫年
 ・2072年         壬辰九紫年
 ・2081年         辛丑九紫年
 ・2090年         庚戌九紫年
 ・2099年         己未九紫年
 ・2108年         戊辰九紫年
 ・2117年         丁丑九紫年・・・180年後に起点
               の年が巡ってくる

9年ごとに巡って来る九星だけの年盤で判断するよりか、
36年に1回巡ってくる十二支と九星で判断するほうが、
より細かく出来ます。

更に言えば、干支と九星を合わせた年盤ですと180年に
1回の運勢判断となります。一生に1回の年運判断となり
ます。
年盤だけではなく、月盤・日盤・時盤にも言えることです。
このように干支九星の盤が、既に古代中国の原書に書
かれているのです。